チンチン電車
2004年 10月 04日
路面電車:岐阜県内の廃止予定路線 仏、大手交通が名乗り
欧州の町を訪ねてみると、路面電車が発達していて、市内はもとより、近隣の
地方都市も結ぶインターシティ(都市間連絡鉄道)の役割も果たしている。
今年のチャンピオンズリーグの決勝で使われた、ゲルセンキルヘンのシャルケ
アレナやミラノのサンシーロ、マンチェスターのオールドトラッドフォードでも手軽な
"足"として活躍している。
日本では車の渋滞を引き起こす元凶として嫌われ、昭和40-50年代に多数の
路面電車が姿を消していった。吾輩の幼少の頃、葛西橋電停留所から乗った記
憶がかすかに残っている。その電車と同じ車両が函館で走っていて、昨年訪ねた
際乗った時はノスタルジーさえ感じた。
ところで、岐阜で走っている名鉄岐阜市内線をフランスの会社が買い取る計画
が進んでいるようで、面白いと思った。フランスでは路面電車がリニューアルまた
は新設され、LRT(ライト・レール・トレイン)という名前で復権している。
とかく日本では邪魔者扱いされている"チンチン電車"だが、新交通システムや
地下鉄を導入するより建設費は安く、30万前後の都市の交通機関として見直され
はじめている。
岐阜のチンチン電車がどうなるか、動向に注目してみたい。
世界路面電車めぐり
by ta_ch1967
| 2004-10-04 14:14
| 閑話休題