イビッツァ・オシムにありがとうと言えた日。
2009年 01月 04日

イビッツァとアシマ夫人が車で到着したのが11時半過ぎ。元ジェフコーチの井上さんが付き添いで荷物等を持ってます。
成田空港南ウィングに入ろうとしたとき、中から見えた大勢のジェフサポにびっくりしたのか、恥ずかしいのか、なかなか中に入ろうとしません(笑)そんなところがイビッツァらしいところですよね。
S-1入り口の両サイドに広がるジェフサポの列がイビッツァに挨拶しようと集まってきます。たまたま先頭グループにいた吾輩は右手で握手。姉崎では一度もしなかったのだけど、ここで握手しないと今度いつできるか…。

こんな状況の中でも気軽にサインに応じるイビッツァ。吾輩は一度その集団から離れ上のフロアから見てみたけどざっと200人以上の人が集まったようだった。



よくみると阿部に隊長が見送りに来ていた。さらに、オグベン、江尻、岸本、ジョゼ、前田AT、さらに湘南の監督に就任した反町さん。。。さながらオシム一家と同窓会みたいなメンツがイビッツァをお見送りに来た。なんとなく、懐かしさを感じる。
搭乗手続きが終わり、群がる記者に対しても親切に対応するイビッツァでしたがサポーターと記念撮影をした後、出発ロビーへ向かおうというときに突然座り込み、通訳さんを通じて体調の悪さを訴えます。目の前だったのでびっくりしましたが、後で通訳さんが話していた内容で「軽い貧血」とのことでした。大事をとり、車椅子でロビーを後にするイビッツァ。残念ながら、飛行機の離陸までは見届けられなかったのですが、無事オーストリアへ帰国できるよう、電車の中から青い空を見上げました。
「また会おう、イビッツァ、長い人生の中で、また再びどこかで」